人生の羅針盤

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「えっ!外資系コンサルって、そんなんなの?」と思った1冊

 

日ごろはタンクトップに短パン一丁でビールを大ジョッキで飲みまくっている上司も、髪型を整えてスーツに着替えたとたん、見違えるほど立派に見えるものである。

 

これは、「世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた。」 ムーギー・キム ー著  の1節です。

 

著者は、外資系金融、コンサルティングファームなどで、数々の修羅場を乗り越えてきたムーギー・キムさん。

 

外資系金融やコンサルは、まさに、「生き馬の目を抜く。」熾烈な環境中で、世界のトップエリートたちが、生存共存を繰り広げる世界です。

 

一方で、そのエリートたちの裏の顔や、プライベートを独特な語り口で、公開してしまったのが本書です。

 

外資系金融マンの合コン事情や結婚生活、また、キャバクラ嬢に3,000万円もつぎ込んだエリートの話など、面白おかしく語られています。

 

しかしながら、この本のいいところは、お笑い話だけではなく、そのトップエリートが勝ち残っていく術を公開しているところです。

 

その中の術の一つが、実は、資料の作り方であるそうです。

 

コンサルティングファームが作成する報告書や資料は、実は、「見た目」が大事だそう。

 

結局のところ、顧客には報告書や資料の質がよく分からないので、どんな素人でも感覚的にわかる「資料のきれいさ」が重要視されるそうです。

 

つまり、「中身」より「見た目」ということ。

 

ムーギーさんは、冒頭に紹介した一節、

 

日ごろはタンクトップに短パン一丁でビールを大ジョッキで飲みまくっている上司も、髪型を整えてスーツに着替えたとたん、見違えるほど立派に見えるものである。

 

と例えています。

 

たしかに、どんなことも「見た目」で決まってしまうんですね。

 

たとえば、アメリカの大統領の選挙では、背が高いほうが圧倒的に有利だそう。

トランプは、190cmmですし、前任のオバマも185cmあります。

 

トップコンサルのレポートや、大統領が見た目で決まってしまうなら、どんなことも、中身さておき、見た目から考えたほうがいいですね。

 

あらためて、仕事のやりかたを考えさせらる1冊のご紹介でした。