ゴールドマンサックスからハーバードMBA、そして、マッキンゼーのコンサルタントへというスゴイ経歴の戸塚隆将さんが著した「世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?」を紹介します。
先日ご紹介したムーギー・キムさんも、外資系金融・コンサルティングファームの出身ですが、本の中身はまったく、”真逆" です。
この本は、どちらかというと固めで、ムーギーさんの本のように、”お笑い”の要素はありません。
ただ、1点だけ共通点があります。
それは、”見た目” の重要性を説いているところです。
ムーギーさんは、
日頃はタンクトップに短パン一丁でビールを大ジョッキで飲みまくっている上司も、髪型を整えてスーツに着替えたとたん、見違えるほど立派に見えるものである。
という例えで、資料の”見た目”をキレイにする重要性を伝えています。
一方、戸塚さんは、
作った資料は「自分の商品と心得る。
ということを言われています。
これは、戸塚さんの実体験からきており、クライアントの役員へのプレゼンが30分後に迫ったときに、先輩コンサルタントから、
コピーした資料をきちっとそろえなおし、クリップを丁寧につけ直そう。
と言われたそうです。
このお二人、しかも「生き馬の目を抜く」外資系金融やコンサルの世界で戦ってきたビジネスマンが同じようなことを言われているので、ある意味、ビジネスで1番大事なことは、”見た目” と言っても過言でもないかもしれません。
内容がどんなに立派でも見た目が悪かったら、
- そもそも、読んでもらえない。
- 内容もダメだろうというレッテルを貼られてしまう。
ということも、十分考えれれます。
忙しいビジネスマンの時間は限られています。
従って、最後に見た目を整える余力を1割程度残しておくことは、てともコスパの高い戦略であると思います。
今後の資料の作り方について、とても勉強になる1冊でした。