AIに仕事を奪われても、なんら問題はない。
これは、本書での堀江さんの言葉です。
「AIにシゴトを奪われる。」と巷では騒がれています。
ただ、本書の著者の堀江さんと落合さんは、言います。
安心して欲しい。
今から、準備をして、AIに代替されないスキルを身に付けるのだ。
AIにシゴトを奪われても何の問題もない。
なぜなら、AIは生活を便利・豊かにするツールであるはず。
だから、人間にしかできな仕事を作り出していくことにシフトすべきである。
AI時代になっても、AIを使いこなし、より豊かになっていく方法として、お二人は、
「写経好きになってはいけない、アウトプットせよ。」と言われています。
この言葉が意味するところは、Aというインプットをした場合、そのまま、AというアウトプットしかしないシゴトはAIに代替されるということです。
A+αというアウトプットしないかぎり、AIに代替されるということです。
かつて、経理マンはそろばんで帳簿をつけていました。
それが、電卓になり、今度は、コンピューターに入れ替わりました。
今度は、AIがコンピューターを操作して経営数字を分析し、どんな経営戦略を取ればいいのかを判断してしまう。それが、人間の判断より正しい。
そんな世界が、もうすぐそこに迫ってきているのです。
そうなると、まさか! ではありますが、CFO(最高財務責任者)も要らなくなってしまう。
そうとはいえ、人間の感情は全て、合理的に判断されるものではありません。
例えば、「アイツの言っていることは正しいんだけど、アイツの言うとおりにはしたくない。」ということが起きるのが人間です。
逆に、ロボットには励まされてもピンとこないが、「アイツがいうんだから、しょうがないな。」と非合理的な判断をするのも人間なのです。
であるのならば、そこに、ビジネスチャンスがあるような気がします。
その一つの手段が、Blogであったり、FaceBookであったりすると思います。
AI時代を恐れるのではなく、逆に利用して楽しく、豊かに生きていこうと思わされる1冊でした。
Blog後記
本書の中で、堀江さんは、AI時代になっても「簿記」だけは学ぶべきと言っています。
15年間経理やってきた僕としては、ちょっと嬉しかったです。