堀江貴文著 「多動力」は、
20代・30代のビジネスマンに
オススメです。
「寿司屋の修行に意味はない。」
「大事な会議でスマホをイジる
勇気を持て。」
など、
大炎上しそうな内容のオンパレード
ですが、
この本の最も深いところは、
「3つの肩書きを持てば、
あなたの価値は1万倍になる。」
という章です。
の言葉を引用し、同じ仕事を1万時間
やれば、100人に1人の存在にはなれる
と言っています。
これは、1日6時間、その仕事をして、
約5年で1万時間に到達することを
意味します。
1万時間・同じ仕事というのは、
そんなにムズカシイことではなく、
30代前半のビジネスマンであれば、
いつの間にか到達している可能性
が高い。
さらに、堀江氏は、別の仕事の肩書き
を持ち、1万時間を費やすことを
ススメています。
そうすることで、
「100人に1人」×「100人に1人」
=10,000人に1人の人材になれる。
と言っています。
これだけで、貴重な存在であると。
これは非常に示唆に富んだ言葉です。
私は、2002年に米国公認会計士に
合格してから、かれこれ、15年間程、
経理の仕事をしていますが、
経理という世界の中でも同じです。
英語が話せる、資金調達の経験がある、
マネジメント経験がある等々、
経理に掛け算できるスキル・経験が
あればある程、貴重な存在となり、
価値が高まっていく。
AIの進化で、100人に1人の仕事は、
消滅します。
であれば、今から、タスキ掛けができる
肩書きを持って、何万人に1人の人材
となって、生き残りを図るしかない。
その術を教えてくれるとともに、
「そうなれる。」
と勇気づけてくれる1冊です。