人生の羅針盤

個人の経験や知識が、誰かの人生に役に立つことを願うブログ。

人生をガラッと変えてしまう1冊「サラリーマンリカバリー」

 

サラリーマン・リカバリー―会社から自分の人生を取り戻せ

サラリーマン・リカバリー―会社から自分の人生を取り戻せ

 

 

2000年6月に刊行された本ですが、

今だに色あせない一冊。

AI時代が到来した世界で生き残りたい人へ

オススメです。

 

著者は言わずとしれたビジネス界の巨人

大前研一さん。

大前さんは、ご存知のとおり膨大な書籍を

執筆していますが、何を読むか迷ったら、

この1冊です。

もっといえば、この1冊に大前さんの

ビジネス・エッセンスが凝縮されています。

 

日本のビジネスマンの大半を占める

「カイシャイン」。

大前さんは、その「カイシャイン」は、

 

”ボーダレスな世界を生き抜くスキルに欠けている”

”カイシャに人生を捧げて、自分の人生を生きていない”

 

と指摘しており、その他にもカイシャインが、

ビジネスの正解を生き抜くヒントが満載です。

 

中でも、お気に入りの章は、「3種の神器を磨け」

というくだり。

 

3種の神器とは、「英語」「財務」「IT」のこと。

 

大前さん曰く、全てのビジネスマン必修であると。

 

このボーダレスな時代には、英語という世界公用語で、

ITツールを使いこなしながら、世界中の人たちと

コミュニケーションを取る必要があります。

そして、古今東西と問わず、ビジネスの羅針盤

財務です。

 

本書では、英語と財務を一緒に学べる資格として、

US CPAの取得をススメています。

 

この本が刊行された2000年当時、私は破綻寸前の

某保険会社に勤務していました。

 

何十年も会社に人生を捧げてきた人たちが、

リストラされていきました。

 

その時強く思ったことは、「会社がつぶれても、

生き残る術を身につけなければ。」

 

本書でUS CPAという資格の存在に衝撃を受けた私は、

すぐに、資格取得の準備を始め、2002年11月の試験に

合格しました。

 

その後、経理職にキャリアチェンジをして、

現在に至りますが、本書に出会っていなければ、

現在の私はなかっと思います。

 

ヒトの人生を変えてしまうほど、パワフルな1冊です。

ぜひ、読んでみてください。