人生の羅針盤

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睡眠時無呼吸症候群の治療体験②

今回は睡眠時無呼吸症候群の検査を受けてから始まったC-PAP治療の経緯についてお話したいと思います。私は2014年に初めて睡眠外来を受診しました。受診では医師から問診を受け、正直に次のように話をしました。

  • 夜眠れない。
  • 寝ても2-3時間おきに目が覚める。
  • 昼間眠くてたまらない。
  • 常に疲れている。

医師によると、このような生活状況と当時の私の体重(76kg、身長は175cm)から判断して、医師から睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるとのことで、簡易検査を勧められました。 

睡眠時無呼吸症候群の検査について

睡眠時無呼吸症候群の検査には次の2種類があり、ざっくりいうと、簡易検査の後に本検査を受け、それから治療へという流れになります。

  • 簡易検査・・・簡易キットで自宅で検査。睡眠時に鼻にチューブで睡眠時の無呼吸の回数とカウントし、指先に付けたセンサーで血中の酸素濃度を測定する。 
  • 本検査・・・病院に宿泊し、個々の患者に適したC-PAPの空気圧の測定を行う。仕事が終わってから病院に行って宿泊し、翌朝帰れるので平日でも本検査を受けることが可能。

このような検査を受けてからC-PAPの治療がスタートとすることになります。私の場合は、検査の結果、中度の睡眠時無呼吸症候群と診断されました。

C-PAPの治療のメリット

前回ご紹介した梶本先生が言われているように有効率の高い治療です。C-PAPを使用するためには、月1回の受診が必要となるのですが、C-PAPには睡眠中の無呼吸の回数のデータを記録する機能が付いていて、受診の際に医師にデータカードを提出します。受診の際には、このデータに基づいてカウンセリングを受けるのですが、私の場合、きちんとC-PAPを装着しているときには、無呼吸の回数が1時間に5回未満となっていて、安定した状態となっていました。

C-PAP治療のデメリット

C-PAP治療は、当然ながらデメリットも伴います。あくまで私の経験上ですが、次のようなものになります。

  • 装着するのが、めんどう。
  • 掃除などの手入れがめんどう。
  • 寝返りが打ちづらい。 

私がC-PAPを使っていた当時は、このようなストレスを感じていましたが、現在ではC-PAPを装着していても寝返りが打ちやすい枕や、ホースが邪魔にならないようにするスタンド等も発売されていますので、これらのツールを使えばストレスは軽減されると思います。

C-PAP治療の結果

私の場合3年ほどC-PAPを使って治療した結果、次のような変化が起きました。

  • 下の血圧が下がった。(治療前は、だいたい100くらいであったのが、80台に下がった)
  • 体重が減った。(これは、プチ断食の効果もあると思います)
  • 朝から疲れていることがなくなった。

これらのうれしい効果が知らず知らずの間に起きていました。特に体重は、76kg→66kgとなり、体型がまったく変わってしまいました。みんなから「痩せたねー。」と言われてとてもうれしかったです。

C-PAP治療を受けた感想

私はC-PAP治療を受けて、本当によかったと思います。当時のことを思い返してみると常に疲れていて、そのせいで仕事もうまくいっていませんでした。やはり、仕事をしっかりとするためには、夜しっかり寝て疲労をしっかり取ることが大切なんだなと実感しています。現在は、医師との相談の上、マウスピースを付けての就寝に移行しました。C-PAPからマウスピースに移行する経緯については次回お伝えしたいと思います。