人生の羅針盤

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睡眠時無呼吸症候群の治療体験談③

前回は、私が睡眠時無呼吸症候群と診断され、C-PAPの治療を始めたことをお話させて頂きました。今回はC-PAP装着により体質を改善したことをお話しさせて頂きます。

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睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

そもそも、睡眠時無呼吸症候群はどのような人がかかりやすいのでしょうか?実は日本人は西洋人と比べ顎が小さく、気道が狭いため生まれつき睡眠時無呼吸症候群にかかりやすい体格をしています。この体格の他にも、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす要因はいろいろありますが、中でも特に、”肥満””飲酒”睡眠時無呼吸症候群を引き起こす大きな要因と考えられています。

肥満と睡眠時無呼吸症候群の関係

太ることによりお腹周りだけでなく、首から顎にかけても脂肪がつきます。首から顎に脂肪がつくと気道が狭くなり、仰向けに寝ているときに気道が塞がってしまい無呼吸状態になりやすくなります。やはり、当時の私は、身長が175cmに対して体重が76kgもあり、健康診断ではメタボを指摘されていました。

飲酒と睡眠時無呼吸症候群の関係

飲酒は舌の筋肉を弛緩させる効果があります。そのため、多量の飲酒をして就寝すると舌の筋肉が緩んで気道を塞いでしまいます。当時の私は寝酒の習慣があり、この習慣も睡眠時無呼吸症候群を引き起こす要因になっていたと考えられます。やはり、妻からも「たくさんお酒を飲んでから寝ると、イビキがうるさい。」と指摘されていました。

睡眠時無呼吸症候群の改善に向けて

今から思えば、”肥満””飲酒”の影響で睡眠時無呼吸症候群になっていたと考えられますが、ご存知のとおり、この2つはなかなか改善することが難しいものです。ですが、C-PAPを付けて就寝するようになってから、体の疲労感が少しづつ抜けていくのを感じました。また、この頃に元プロ野球選手で200勝を達成した工藤公康さんが書いた「40歳から進化する心と体」という本を読み、工藤投手がシーズンオフに断食を実践していたことを知りました。断食については別記をしますが、私は完全な断食ではなく、朝食を抜いて16〜18時間程度の間、固形物を摂らないという”プチ断食”を毎日実践しました。結果、みるみるうちに体重が落ちて、気づいたら10kgも減量に成功していました。また、以前のブログでご紹介しましたが、この頃、”レコーディング禁酒法というものを実践して、お酒を飲む回数をコントロールすることに成功しました。

参考記事

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  マウスピースへの移行

”プチ断食”により体重が落ちた頃、ある日妻から、「最近、C-PAPしていない時もイビキが少なくなった。」と言われました。実は、この頃はだんだん、C-PAPを付けるのが面倒になって、週に3〜5回の装着になっていました。ですが、妻からの「イビキが少なくなった。」という言葉で、「ひょっとしたら、痩せたので喉周りの脂肪が落ちて、睡眠時無呼吸症候群が改善したのかも。」と考えました。そして、月1回の睡眠外科の受診に際に、思い切って、次のことを伝えました。

  •  痩せたので、睡眠時無呼吸症候群が改善しているのではないか?
  • 事実、妻からはイビキが少なくなったと言われている。
  • C-PAPが苦痛なので、マウスピースを試してみたい。

このように医師に相談したところ、「では、簡易検査で無呼吸の状態をチェックして、結果を見て判断しよう。」ということになり、再度、簡易チェックを受けることとなりました。結果としては、晴れてマウスピースへの移行となりましたが、詳細については次回お話したいと思います。 

参考書籍

40歳から進化する心と体 (青春新書インテリジェンス)