前回は、就寝時にC-PAPを装着する代わりに、マウスピースの装着に代えたいと医師に相談したところ、睡眠時の無呼吸数をチェックするために簡易検査を受けるよう指示を受けたところまでお話しました。今回はその続きとなります。
簡易検査については、以下の記事をご参照ください。
簡易検査の結果
簡易検査の結果、医師から、「以前より睡眠時の無呼吸の回数は減っているので、マウスピースを試してみるのもいいでしょう。」との診断を受けました。やはり、睡眠時無呼吸症候群の改善には減量が有効だと思いました。
マウスピースの作成
医師から近隣の睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースが作成できる歯科医院への紹介状を書いて頂き、早速、予約を入れて診察を受けました。初めての診察からマウスピースの完成までの流れ以下のとおりです。
- マウスピースの型どりを行う。2週間程でマウスピースの試作が出来上がる。
- 試作のマウスピースを気道が広がる位置で上下の仮接着する。(気道を広げる位置というのは、いわゆる”受け口”のような感じです。)
- 仮止めしてある試作のマウスピースで実際に就寝してみる。
- マウスピースを付けて就寝してみて、特に問題がないようであれば、上下を本接着して完成。
ざっくりいうと、マウスピース作成プロセスはこのような感じです。費用は約2万円程でした。通院も3回で終わったので、非常に手軽にマウスピースを作ることができます。
マウスピースを使用してみた感想
実際にマウスピースを使用してみた感想は以下のとおりです。
- C-PAPと比較して、使用がとても楽。ホースをセットしたり、コードを電源に入れたりすることもないので、寝る前の手間がなくなった。
- 寝やすい。もちろんホースや配線もないので、普通に寝返りができるのがうれしい。
- 手入れも楽。毎日の水洗いと週に1回の入歯洗浄剤での洗浄のみ。
- 旅行や出張にも持っていける。
- C-PAPは、月1回の睡眠外科の受診とレンタル料5,000円がかかるが、マウスピースは1回作ってしまえば、後はコストが発生しないので、得した気分。
以上が私のマウスピースを使ってみた感想です。家族から聞いた話では、マウスピースをしているときはイビキはないとのことで、マウスピースの家族の評判は良いようです。イビキがないということは、効果は十分出ていると考えています。あとは、血圧と体重のチェックは欠かさないようにして、このままマウスピースを使用していこうと思っています。
最後に。
私は結局、C-PAPからマウスピースへ移行しましたが、全て医師との相談の上で決めました。以前にもお話しましたが、睡眠時無呼吸症候群は大きな事故を引き起こしたり、重大な病気につながったりする恐れがあります。やはり、素人判断はせずに、全て専門医師の指示に従って、適切な方法を選択することが重要と思います。私は運良く、睡眠外科を受診して、睡眠時無呼吸症候群のことを知って、適切な治療を受けることができました。ですが、睡眠時無呼吸症候群という病名すら知らないという方はまだまだ多いように思います。以前の記事でご紹介した睡眠時無呼吸症候群の症状に自覚がありましたら、一度、睡眠外科を受診されることをオススメします。
参考記事